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ギャンブラーのカジノ内外での生活を描いた映画はいくつかあります。この手の映画は実話を基にしているので、リアルに描かれている作品もあります。

幸運の女神(レディ・ラック)って?

主人公が男性の映画には、たいていヒロインが登場し、その女性は映画の中で非常に重要な役割を果たします。特に、恋愛関係を描いた作品では、二人が愛し合うこともあれば、最後には裏切られることもあります。劇中でどのように描かれたとしても、キャラクターの好き嫌いは人それぞれ分かれるでしょう。 

そして、カジノ映画でも同じことが言えます。ギャンブラーの中には、女性が勝負に幸運をもたらすと信じている人もいます。科学的根拠はありませんが、カジノに女性を連れてくると、何かしらの幸運がもたらされると信じている人たちがいるのです。

1995年制作の映画『カジノ』のあらすじ

1995年に公開された映画『カジノ』は、実話を基にした作品です。マーティン・スコセッシ監督により制作され、名俳優ロバート・デ・ニーロ、ジョー・ペシ、シャロン・ストーンが主演を務めた同作品は、フランク・”レフティ”・ローゼンタール氏の実話に基づいて作られた、アメリカ映画です。レフティは、1970年代初頭から1981年まで、ラスベガスのスターダスト、フリーモント、マリーナ、ハシエンダというカジノを経営していた、実在した人物です。

物語は、6200万ドル以上を優に稼ぐことができるギャンブルの達人であった主人公・サムが、経営者へと転向することから始まります。従業員の間で蔓延しているスキミングを止めるため、カジノの経営を任されることに…。そして税金を払う前にマフィアや従業員が掠め取っていたカジノの利益を倍にしていくのです。

そんな中、マフィアのボスであるレモ・ガッジは、サムのボディーガードとしてニッキー・サントロ、ドミニク・サントロ、フランキー・マリノの3人を送り込みます。3人はマフィアの用心棒であり、サムの幼なじみでもありました。

しかし、ニッキーは気性が荒く、シカゴでの犯罪歴もあったため、ブラックリストに載ってしまいます。このブラックリストに載ると、ネバダ州のカジノへは立ち入り禁止となってしまうのでした。ニッキーがブラックリストに載ってしまったため、ドミニクとフランキーは自分たちでマフィアを作り、恐喝や強盗を始め、荒っぽいやり方で稼ぐようになるのでした…。


 

結婚

サムは最愛の人、ジンジャー・マッケンナと出会い、彼女の美しさに惚れ込みます。ジンジャーは元売春婦のダンサーでした。二人はすぐに結婚し、娘も生まれますが、2人の関係は長くは続かないのでした。ジンジャーの元恋人、レスター・ダイアモンドとの浮気と、彼女のアルコールとドラッグへの依存が原因でした。レスターがジンジャーから2万5千ドルを騙し取っているのを見たサムは、ニッキーたちにレスターをこらしめるよう依頼します。

波乱の始まり

1976年、スロットマネージャーのドン・ワードが無能であることを理由に解雇されます。パット・ウェッブは、サムに再雇用するよう説得しますが、失敗に終わります。パットはクラーク郡委員会の委員長であったため、サムのカジノ運営用ライセンスを停止するよう仕向けます。これが波乱の始まりでした。やがてサムはニッキーの横暴を責めるようになります。

サムは地元のテレビ番組に出演するようになり、有名人になるのでした。これにより世間から注目を浴びるようになり、ニッキーやシカゴの上司を怒らせてしまいます。

サムがショービジネスの世界に入ったことで、マフィアによるカジノ運営が注目を浴びてしまったのです。マフィアのボスはアーティー・ピスカーノにすべての現金取引を調べさせ、ピスカーノは見たこと、知ったことをすべて記録しました。そしてFBIが、サムとカジノへの捜査を開始します。

このような混乱の中、ジンジャーは自分の娘を誘拐し、元恋人のレスターとヨーロッパへ逃亡します。サムは離婚を突きつけ、娘のエイミーを連れて戻ってくるよう説得します。事件後、サムは彼女を家から追い出しますが、すぐに折れます。ジンジャーは貴重品を金庫から持ち出すためニッキーを誘惑し、男女の関係となってしまいます。

不倫の事実を知ったサムは、ジンジャーと縁を切り、ニッキーと絶交します。ジンジャーはサムを殺そうとしますが、ニッキーに反対されます。そこで自分でサムを轢き殺そうと計画するものの失敗し、逮捕され、1979年にカジノは閉鎖されました。

現実世界でも、映画『カジノ』に似たようなものだったのかもしれません。カジノが合法化される以前に、裏でマフィアがカジノを経営していた国もあるのです。